ごった煮イマジネーション

140字じゃ足りないあれこれ。

お風呂の蛇口の話

お盆休みに、4月くらいに予約してからというもの、ずっと楽しみにしていた江の島・横浜に行った。

しかし、今から書くのは、旅行のことではなく、お風呂の蛇口の話である。

 

夫と宿泊するホテルの部屋はよっぽど奮発する際を除いて、ほとんどがユニットバスなので、

入浴時はシャワーカーテンを使用しながら床を濡らさぬよう、注意を払う必要がある。

いささか窮屈ではあるが、このユニットバスタイプの浴室と洗面所で、ひとつ嬉しい部分がある。

チェックインしたら、荷物をおろすやいなや、早々にバスルームを検分しに行く。

もし蛇口が赤と青の2つあり、温度調整を自分で行うタイプのものだと、私のテンションはたちまち上がる。

温度調整が難しく火傷の危険を伴うので、恐らく世間の方には人気はないだろう。

しかし、私にとっては、普段自分の家でシャワーを浴びる時にどんなにあったかくしてもせいぜい45℃くらいなのを思うと、

こうやって結構な熱さのシャワーを好きな時に浴びることができるということがとても魅力的でたまらないのだ。

会社に出勤する日は何度もスヌーズをかけ、ぎりぎりの時間になってようやく起きようとするのに対し、

旅先だと、前の晩少し呑みすぎて寝るのが遅くなったとしても、ベッドサイドのアラームで即座に起きることができる。

そして、火傷しないけれど身体が真っ赤っかになるくらいの温度を熱いシャワーを浴びるのだ。

夫はまだぐっすりと眠っているので、バスルームを占領していても何の問題もない。

全身洗ってしまうと、浅めにお湯を張る。

肩までためてしまうとのぼせてしまうので、腰が浸かるぐらいでちょうどいい。

じんわりと、全身が弛緩していくあの感覚がたまらない。

すっかり温まったら、今度は髪をまとめ、服を着て、お化粧タイムに入る。

洗顔はぬるま湯がいいのだろうけれど、洗面台も2色の蛇口の場合、やはりこちらも熱めのお湯で洗ってしまう。

すっかり開いた毛穴に染みていく化粧水が気持ちよくて病みつきになる。

そしてお化粧をしているうちに夫が目を覚まし、すっぴんじゃない状態で朝食会場へ向かえるのだ。

 

今借りているマンションの給湯温度は壁にひっついたリモコンで操作できる。

来年の冬休みはアウトレットに買い物に行って、おこたでぬくぬくDVDでも観ながら過ごすつもりなので、

次に旅の醍醐味を味わえるのはちょうど一年後の夏休みになるだろう。

早くまた、あの熱いお風呂を味わいたい。

注意力の話

とにかく私はどんくさい。

ありとあらゆるところでつまづく。

段差がなくとも、底の平坦なスニーカーを履いていても。

よく物にぶつかる。

家の中で腕が壁やドアに、職場でロッカーの角に太ももがぶつかる。

ぶつかったことに気づかない、あるいは何でもないことと流してしまうので、

お風呂に入って身体を洗う時や浴槽につかったときにふと結構な大きさの青たんを見つけ、びっくりすることがある。

あらゆるところに忘れ物をする。

電車の中は特に鬼門で、お弁当箱袋を2回忘れ、足元に買ったばかりのパンプスを置き忘れたことさえある。

お弁当箱袋は2回とも無事に手元に戻ってきたものの、後者はすぐに駅員さんにお願いしたのに戻ってこなかった。

滅多に高い靴を買わないのに、奮発したときに限ってそれだ。

傘はあらゆるところに置いてきた。

今では、降水確率が70%を越さないと、傘を持って出かけない。

天気予報が外れて急に降ってきたらコンビニでビニール傘を買うこともできるが、

そのビニール傘をまた紛失しそうなので、少しの雨なら購入せずそのまま目的地へ向かうこともしばしばだ。

おかげで、ここ1年ほど失くしていないと思ったのに、先日丸一日USJで遊んだあと、

帰りに居酒屋に酔ってご飯を食べ、お会計を済ませて空を見ると雨が止んでいたので、

見事にその居酒屋の軒先の傘立てに置き去りにしてきてしまった。

 

ネット上にある発達障害のセルフチェックテストをしてみると、こういった注意力散漫によっておこる項目があり、

私の場合他の項目も結構な当てはまり具合なので、受診したらもしかすると診断がくだるかもしれないな、と思う。

運転免許は4年ほど前に取得したものの、教習所ではS字クランクで何度も落っこちたり、修了検定が30秒で終わったり(後ろを見ずに発車した)、

まー運転にはよほど向いていないだろうという有様で、おまけに上記のように自分の身体でさえあちこちぶつけるのに、

車みたいな大きいものを操るなんて、誰かや何かを傷つけるフラグを自ら立てに行くようなものではないか。

早く全ての車が自動運転になってほしい。

 

注意力散漫になっているときは、別の何かに集中していることが多い。

網棚に忘れ物をしてくるのは、大抵本を読んでいるときだった(そして乗り換え駅で慌てて降りる際に忘れる)。

この集中力を何か役に立つことに使えればいいのだけれど。

老犬の話

ここのところ、毎日の茹だるような暑さで、私の自律神経はボロボロだ。

朝はぱっと起きられないし、原因不明の吐き気を催したこともあったし、脳みそもうまく回転してくれなくって、机の端にタスクがどんどん増えてゆく。

駅まで(暑い)

通勤電車(クーラーがんがんで寒い)

職場まで(暑い)

オフィス(クーラーがんがんで寒い)

朝はこう、帰りはこれの逆再生。

しかも温度差が10度以上ときたら、ダメージ大。

『暑がりさんと寒がりさんの霧ヶ峰〜♪』的な技術がもっと発達して、通勤電車でも室内でも、

手足が熱い人には冷風を、冷え切った人には風が当たらないように、

そんなエアコンが完備される世の中になれば、『にくいね!三菱!』どころか、『ばんざい!三菱!』なのに。

 

例年はここまで体調がポンコツにはならなかったはずだが、湿気も一つの要因か。

今年の梅雨は空振りに終わったが、湿気は何処かに行ってくれなくて、このままお盆に突入しそう。

外に出るだけで一瞬『うわぁ』といった気分になるむわっと感、不快指数でスカウターが壊れそうな感じ。

 

で、まぁ当然人類だけでなく、この気温には動物たちも少なからずダメージを負っているようで。

近所の車のメンテナンスショップ(なんて言えばいいんだ?)で飼われているゴールデンレトリバーが、

お店のガレージ部分でいつも寝そべって大きな舌をだらりと垂らしながらはぁはぁいっているのが、やけに気になる。

犬も熱中症になるのだろうか。

 

 ゴールデンレトリバーであるから体躯は大きいが、眼窩は窪み、頬や腹の肉は落ちて、行き場を失った皮膚が重力に逆らえず垂れている。

まさに老犬と呼ぶにふさわしい見た目をしている。

飼い主もなかなかのご老齢の男性なのだが、一度、2階の住居部分から急な階段を老犬を抱っこして降りてきた際は、

どうか段を踏み外すことがないようにと祈りを込めて見守るしかなかった。

実家のもうすぐ3歳になるねこは、こちらのことなどおかまいなしに階段を駆け上がり駆け下りるのを日常茶飯事としているが、

流石に老犬と同じく十数年の年月が経てば、1匹では階段を降りられなくなってしまうのだろうか。

 

夏は、ビールがうまい、半袖Tシャツ1枚で出かけられる、洗濯物がよく乾く、など色々と好きな部分はあるけれど、

件の老犬を見るたび、この厳しい暑さが早くどこかへ過ぎ去ってしまわないかと思う。

 

マッサージチェアの話

昨年の大晦日、いつもなら実家ではダラダラと紅白歌合戦を流してそれを見ているのだけど、

21時頃にはそれにも飽きてきたので、初の試みとして母と弟と徒歩15分くらいのスーパー銭湯に行った。

岩盤浴もついているそこそこ大きな施設で、大晦日にも関わらず駐車場もそこそこ車が停まっている。

本来なら専用館内着のある(つまり男女でわかれていない)岩盤浴で存分に汗をかいてからお風呂に移動するのが推奨ルートだろうが、

完全に油断していた私たちは浴場に向かい、男湯と女湯にわかれ1時間後に出口で待ち合わせることとした。

結婚式のために髪の毛を伸ばしており美容師に『梳くのはやめておきましょうね〜』と言われていた私は、

備え付けのドライヤーで髪を乾かすのに手こずり、ナチュラルに約束の時間を10分ほど過ぎてしまった(母はその間、牛乳を飲んでいた)。

少々立腹した弟に謝りながら、私たちは先述の通り順番を間違えたことに気づいた。

せっかく一年の疲れを洗い流し髪の毛も乾かしたのに、これからまた岩盤浴→お風呂コースを選べば、それこそ日付が変わってしまうではないか。

安くはない入館料を払ったので少し悩んだものの、弟は再び浴場でゆっくりすることにし(髪の毛もすぐ乾くことだし)、

私と母は広い待ち合いスペースで火照った身体をクールダウンしながらそれを待つことにした。

簡易の散髪屋やハンドマッサージコーナーをのぞいていると、隅っこにマッサージチェアがあるのに気づいた。

10分200円。

家電量販店なんかでは良く見るが、実際に座ったのははるか昔の家族旅行で温泉旅館に行った時くらいだろうか。

ただただ座って待つのも暇だし、私と母は200円をマッサージチェアに貢ぐことにした。

……私の知らない間に、マッサージチェアは進化していた。

せいぜい背中と肩をとんとんしてくれるくらいのイメージだったのだが、まず、肘掛けに腕をつっこむところがある。

え、そこもマッサージしてくれるんですか。

揉み方も自由自在。

タップしてくれるような軽いものから、人の手で揉まれているような感じ、さらに骨に向かいごりごりしてくれるモードまである。

何とまぁ、理想通りにカスタマイズが可能なのだ。

夢のような10分間を過ごし、母と顔を見合わせた。

マッサージチェアは凄い。

そして、Panasonicマッサージチェアも作っていたのか……。

 

1月の末、入籍して隣県に移り住んだ。

新居からも歩いて10分くらいのところにスーパー銭湯がある。

たまには壁に囲まれたマンションのお風呂でなく、大きなお風呂でゆったりしたいな〜という時に、夫と向かう。

(夫は身長が日本人の平均より高いので、おうちのお風呂では足を伸ばしきれない)

そしてそこにもマッサージチェアが2台ある。

日本メディックの『あんま王』というブランド(?)で、リモコンに『無重力』という、心くすぐる名前のモードがある。

スタートボタンを押すと、全身をぎゅーっとエアーで程よく圧迫され、ゆっくりリクライニングし、夢心地。

キングを名乗るだけのことはあるな。

あんま王Ⅲ | 業務用マッサージチェアなど健康機器は日本メディックへ

 

正直街場のマッサージ店は入るのにハードルが高く、お値段も可愛くない。

デスクワークで首や肩は凝っているが、立ち仕事の人ほど全身を酷使しているわけではないので、対人で揉んでもらうのは気が引ける(?)。

私が施術してもらうくらいなら、もっと疲れてる人がマッサージされるべきである、と何となく思ってしまう。

 

今のところ、マッサージチェアに座れるところが家電量販店かスーパー銭湯か宿泊施設くらいしか思いつかないのだが、

大きな駅の待合室に2〜300円くらいで置いてあったら電車待ちの時間に使うのに……と考える。

もしくは、雑居ビルの一室、ブースごとにマッサージチェアがずらっと並んでいる専門店があれば、通い詰めるだろう。

もし気軽にマッサージチェアが利用できる場所があれば知りたい今日このごろ。

小林賢太郎『CONTEMANSHIP KAJALLA#2裸の王様』

そそくさと退勤後駅へと歩みを進めていると、他の部署の人に声をかけられた。

「お仕事お忙しいですか」

「年度始めなので少し……今日はお芝居を観に行くので切り上げましたけど」

「お芝居!」

「あー……えーとお芝居というかコントというか」

「コントですかー。お笑いがお好きなんですか」

「……いえ、そういうわけでもないんですが。ラーメンズというお笑い芸人(?)がいて、その、」

片桐仁さん!」

「の、相方の小林さんの舞台で……」

といった具合でなかなかに説明が難しい!

小林賢太郎の舞台です、とばっすり言えれば良かったけれど。

 

約2時間のあっという間の上演時間を終えてみて、

小林賢太郎を知らない人への説明が難しい舞台だったことはもちろんのこと、

ネタバレなどを考慮すると知っている方へも何も書けなくなり困っている。

しばらくこんなに笑ったことはないというくらい、

2時間抱腹絶倒、次から次へ限りなくニッチなネタが繰り出されるので、

小林賢太郎の脚本にツボが合う人は是非行って欲しい。

ざっくりいうと、駄洒落あり奇術あり歌ありギャグありで楽しい時間を過ごせること請け合いだから。

やる気の話

つい先日、結婚式を挙げた。

特に凝った演出もないし、余興も用意しなかった、本当にアットホームな雰囲気を目指した式だったので、

衣装も髪型も秋口には決まっていたし、そんなに忙しくはならないだろうとタカをくくっていた。

しかし、ちょっとだけPhotoshopがいじれるから、招待状も席札もメニュー表も席次表もウエルカムボードも自作にしてみたところ、

私は自分自身の時間の使い方の下手さを26年生きてきてまだわかっていなかったのかというくらいひぃひぃ言う羽目になり、

何とか挙式前々日の晩には必要なものが全て揃ったが新婚旅行の用意が出来ておらず、今度はパッキングに追われることとなった。

今までこんなに多くの人を招いてイベント(披露宴はイベントだと思う)をオーガナイズしたことがあっただろうか、否、ない。

おっきなサークルで呑み会係をやっていたわけでもないし、フロアを貸し切ってのイベントを開催するパーリーピーポーだった記憶もない。

当日は心臓がバクバクし、食べなきゃドレスの締め付けで倒れると思い詰め込んだ朝食がリバースしそうだったが、

ヘアセット・メイク・ドレスの着付けが終わって美容室を一歩出た瞬間から結婚式は始まった。

美容室の前には義父がいたので

「おはようございます、本日はよろしくお願いいたします」くらいはきちんと立ち止まり言いたかったところを、

介添さんに手を取られすぐさま親族控室へと歩み始めることとなり、「おは……」と言って終わってしまった。

何しろ進行表は分刻みなので、介添さんに導かれこなすので精一杯、あれよあれよと気付けばプチギフトを配っていた。

途中からだんだん楽しくなってきて、友人に撮ってもらった写真にはいい感じの笑顔でうつっているので、ハイになれて良かった。

途中、高砂からおりる時にドレスの裾を踏んづけあわや前のめりにどんがらがっしゃーんと行きそうになったが、

私が何もないところでもつまづくことと当日15cmのヒールを仕込んでいることを知っていた夫が咄嗟に出した手のおかげでセーフだった。

もしあのまま転倒していたら救急車で運ばれることとなったのだろうか、危ないところだった。

 

当日夕方には式が開き、話足りない学生時代の友人達に呼び出され19時半ごろまでベルギービールを呑み、

それから夫の学生時代の友人の呑み会にお邪魔して23時頃まで東通り商店街内の居酒屋を何軒か回って、

明日早朝から新婚旅行のために空港行きのバスに乗らねばならんというのに、お酒が抜け切らないままシャワーを浴びて床についた。

一週間の新婚旅行もあっという間で、『え、7日間も行ってたの?本当に?』と今でも信じられない気分である。

私と夫は“逆・精神と時の部屋”に閉じ込められVR新婚旅行をしたのだろうかと思うくらい。

 

まぁそんなイベントを終えて3週間ほどになるわけだけれど、やる気が戻ってこない。

燃え尽き症候群である。

折しも、仕事は忙しい時期を迎えている。

洗い物はためたくないので最低限しているが、洗濯物を取り入れても畳まずにソファに置いているし、家計簿も全然つけていない。

ゴミ出し、お風呂掃除に関しては100%夫に丸投げしている。

春の新アニメを観るくらいしか自主的にやろうということがない。

このままじゃ結婚早々夫に愛想を尽かされかねないので、私だけのやる気スイッチを見つけてポチッとしたいところだ。

CMみたいに簡単に見つかれば苦労しないぜ。

髭『YAYAYAYAYA TOUR』2016年11月27日@梅田CLUB QUATTRO

髭のツアーファイナルに行った。

 

きっかけは友人がこの公演を見つけ、私が以前彼女に『髭が好き』といったそのことを覚えていてくれたから誘ってくれたのだが、結果として、いやぁ、行ってよかった。

 

髭というバンドのことを知ったのは2006年のこと。

大阪南部が日本に誇るフェスことRUSH BALLオープニングアクトをつとめていた彼らを観て、

ヴォーカルの須藤さんのまるで海外小説の翻訳みたいなMCと曲の世界観に呑み込まれ、

初めてバンドを知ったのにもかかわらずフェス会場でCDを買ってほくほくしながら帰ったのであった。

余談だが、次の週、高校の校内放送でお昼休みに髭の曲がかかり、タイムリーすぎてビビってしまった。

どうやらその曲をかけた人はブラスバンド部の幽霊部員で放送部をかけもちしていた男の先輩で、もし機会があれば一度お話ししてみたかったのだが今となってはそれも叶わない。

あの人も泉大津で髭を観たのだろうか。

 

アルバムとしては2010年の『サンシャイン』くらいまでしかきちんと追えておらず、ライブも2007年のRUSH BALL(2年連続で行った)を最後にワンマンにも行かなかったのだけれど、

今日のセットリストはそんな私でも満喫できる感じで、『あ〜ライブって〜本当にいいものですねぇ〜』と水野晴郎状態になってしまった。

『ボニー&クライド』『テキーラテキーラ!』『MR.アメリカ』辺りはにへにへしながら踊っていた。

そして、新曲の『トマト』が自他共に認めるロマンチストな須藤さんワールド全開で、絶対次の音源は買わねばと決意させられた。

ノリの良い曲はもちろんだが、髭のしっとり、しんみりした曲はたまらなく胸に来るものがあるのだ!

 

須藤さんは最初から全力投球で、歌うのもギターを弾くのも楽しくて仕方ないといった感じで、観客には真似出来ないレヴェルで全身全霊を音楽に委ねていた。

始終にこにこと笑みを絶やさず、汗だくの39歳。

もちろん須藤さんだけでなく他のメンバーも、本当にパワフルで、音源以上に髭の楽曲を魅力的に鳴らしていた。

個人的に、サポートの佐藤謙介さんのドラムがとってもアガる感じで、久々に踊ってしまったよ(詠嘆)。

髭って、いわゆる“ライブバンド”だったのだなぁ。

結局就職でも東京に行かず、転勤の予定も今のところなく、結婚予定の相手も関西勤務の自分にとって、

ツアーファイナルを大阪で演ってくれるバンドって凄く嬉しくてたまらないし、こちらも歓待したいと思える。

デビュー10年を超え、ファン層も30代以上がメインなので、ステージに近いところで見ていてもぐいぐい押されることはなかったのだが、

それであっても今晩のライブは皆、大いに踊り、須藤さんとの『Are you ready?』(2拍タメてからの)『Yeah!』の掛け合いを楽しみ、汗をかいた。

MCも茶目っ気たっぷりでドカンドカンと笑いが起きていたのだが……詳細は行った人だけのお楽しみということで。

はぁ、また行きたいな。

パナソニックのレンズレンタルサービスを利用してよかった話

学生時代所属していたサークルが学祭に声優さんを呼びトークショーをするというので、観に行ってきた。

 

OG特有のおせっかいを発動して集合写真の撮影をしようとカメラを持っていくことにしたのだが、

普段撮るものといえば自宅のねこ、外食したときの料理、呑み会の際の友人くらいなので、壇上の集合写真に適したレンズをあいにく所持していない。

私が使っているミラーレス一眼本体は下記機種。

www.olympus-imaging.jp

オリンパスはもちろん、他のレンタル会社さんのサービスを検索してみるも、なかなかぽっとは出せないお値段でちょっと戸惑いつつ、

そういえばマイクロフォーサーズなのでパナソニックのレンズも使えるじゃないかと検索してみると夢のようなサービスを発見したのだった。

panasonic.co.jp

大阪はグランフロントにパナソニックのどでかいショウルームがあるのだけれど、

その1階部分LUMIXコーナーにてレンズのレンタルが可能。

時間や曜日的制限はあるが、大阪市内で定時が17:00の私はダッシュすれば何とか受付時間内に間に合ったのでセーフだった。

金曜日の17:45、LUMIXコーナに足を踏み入れ『レンズのレンタルをしたいのですが』と声をかけると、

いかにもカメラについてありとあらゆることをご存知であるかのような初老の店員さん数名が一斉にこちらを向いた。

皆さん目が光っていた。

使いたいシチュエーションを説明すると、もともと大体借りるならこれかな、と思っていたレンズをおすすめしてくださったので、迷うこと無く決定。

『講義室の壇の幅は何メートルですか』ということまで訊かれた(わからないと言ったけど)ので、恐らく相当細かい相談に普段乗っていらっしゃるのではないだろうか。

kakaku.com

今回レンタルしたのはこのレンズで、買おうと思うと3〜4ヶ月は呑みに行くのを我慢しないといけないくらいのお値段。

それが2泊3日で、な、な、なんと税込1,890円でレンタルすることが出来たのだからお得感満載である。

レンタルの際も煩雑な手続きはなく、精密機器をレンタルするので故障した場合や紛失の際は実費で払う旨の誓約書にサインをするくらいだった。

しかも何故かクリーニング用のミニクロスをサービスでくれる太っ腹なパナソニックさん。

宅配のレンタルサービスは確かに楽かもしれないが、早めの予約が必要だったり、金額が高めだったりするので、

思い立った日にふらっと立ち寄って、相談に乗ってもらって安価で借りることが出来るというのはとてもよいと感じた。

返却の際も、故障がないかの確認とアンケート記入で3分ほどで終わったので、ストレスは全くなかった。

この立地だと例えばちょっとした国内旅行の出発前に借りて、帰りにそのまま返却ということが無理なく可能だし、

関西圏のマイクロフォーサーズ機ライトユーザーにとってはかなり便利なサービスではないだろうか。

 

声優さんとの集合写真はサークルのパソコンに残してきたので、OBにも現役の子にとってもいい思い出になれば幸いだな、と思っている。

餃子の皮の話、他

今週は餃子を120個包んだ。

生活に困窮して会社の規則で禁止されているにもかかわらず副業として中華飯店の仕込みのバイトを始めた、というわけではない。

お金はいくらあっても足りないけれど。

ただ単に母が餃子のタネをたくさん作ったので、木曜に60個包んで焼いて食べ、本日また皮を購入して60個包んだとだけである。

 

同居していた父方の祖母はあんまりみんなでお箸でつつきあう料理が苦手で、お鍋だったり焼肉だったりお好み焼きだったり、

食卓の真ん中に調理器具を置いてそれを取るようなタイプの料理は、祖母の生前はほとんど夕食としては出てこなかった。

(もし上に挙げたようなものを食べる際は、先にキッチンで調理してしまい、一人分が器によそわれて供された)。

4年前に祖母が亡くなってからは徐々にそういう類のメニューも解禁され、また、私が転職により帰宅時間が従来より2時間ほど早まったので、

ここ何ヶ月か、よく手作り餃子を用意して、ホットプレートで皆で焼きながら食べるようになった。

私も毎回餃子を包む過程から参加し、不器用なりに何とか餃子らしいsomethingを作るコツをつかんだところだ。

 

餃子の皮と一口にいっても千差万別。

正直、今まではそんなに気にしていなかった(餃子の皮メーカーの人には申し訳ない)。

しかし、ある日母が買ってきた餅粉入りの皮で作った餃子は、蒸し焼きにすると表面がちゅるんとし、食感が大変素晴らしかったのだ!

餃子の美味しさとは決してタネの中味やタレだけで決まるものではなかった。

食べた際のファースト・インプレッションはその皮にかかっているのである。

そんなに感動したにも関わらず、木曜に餃子を作る際に母が買ってきたのは他社の製品であり、餅粉ではなく米粉入りのものだった。

母曰く、商品名を覚えていなかった上、前と別のスーパーに行ったから仕方ないとのことで、米粉の皮も美味しかったのだが、私は激しいコレジャナイ感に襲われた。

そういうわけで、今日はきちんと前に買ったものと同じものをあらかじめチェックしてからスーパーに赴いた。

www.itsuji.co.jp

餃子や春巻の皮をメインで製造、地元広島では外食事業もされている老舗企業だそうで、納得のクオリティだ。

この商品の長所は上記の食感に加え、大判で程よい薄さ柔らかさなので、こんな不器用な私でさえ包みやすいところ。

もしこのブログを読んでくださって無性に餃子を手作りしたくなった方には、本当におすすめの皮である。

 

生まれて初めて自分自身で買ったパソコン、iMac (21.5 inch Late 2009)をついに買い替えた。

2回生から一人暮らしをするにあたり、コンビニの早朝バイトでこつこつ貯めて買い、5年半ほどお世話になった。

画像編集や動画再生、ネットサーフィン程度の使用なら問題なく使えていて、特に不自由していなかったのだが、

いかんせんディスプレイの発熱が酷いのと、結婚式のムービー自作にあたり、iMovieを動かすにはちょっとしんどいと考え踏み切った。

新しく買ったのはiMacRetina 4K 21.5 inch Late 2015)で、長く使えそうなスペック。

心配だったのはデータ移行で、ThunderboltもFireWireも、2009と2015では直接繋げられない(アダプタ買えば大丈夫、だけれど高い)。

blog.livedoor.jp

結局、こちらのブログを参照にLANケーブルにて移行作業を行った。

画像ファイルの整理が面倒くさく、えいやっとフォルダに放り込んだまま移行を始めたのだけど、2時間ほどで完了しほっとした。

古いMacは箱だけはちゃんと置いていたものの、付属のDVDは過去の引っ越しの際にどうやらロストしており、

液晶は熱によりやや黄ばみ、キーボードには取れない黒い汚れ(多分ウォータープルーフマスカラ)があるという状態。

駄目元で出張買取サービスに電話したところ、快く来てくださった。

next-i.info

正直、3,000円でも貰えれば儲けもんだと思っていたけれど、査定していただくと1諭吉さん2野口さんだったので、頼んでみて良かった。

今回の経験を機に、付属物はなるべく取っておき、綺麗に使わねばと心に誓ったのである。

ねこと二人称の話

大学を卒業し、実家に戻ったその1年後、今度は弟が大学に進学し、下宿のため家を出て行った。

両親と父方の祖父と私の4人で暮らすようになり3年半ほどが経つ(父方の祖母は4回生の時に亡くなった)。

 

自分自身が家族に二人称、三人称問わず何と呼ばれているか、

シーンや状況によって変わるので、あまり意識することはなかった。

が、あえて順位をつけるとしたらこうだろう。

1.愛称(ファーストネームをもじったもの)→圧倒的に両親も祖父もこれが多い。呼びやすいらしい。お風呂がわいたことを知らせるときや何か手伝って欲しいときの呼びかけはほぼこれである。

2.ファーストネーム→シリアスな話をしているとき、相手がやや頭にきつつあるとき、もしくは親戚と話しているときに登場する際の三人称として。

3.代名詞→祖父と母は全くと言って良いほど使わないが、父はよく『あんた』『お前』、そして関西弁での『自分』を使う。

4.お姉ちゃん→弟が下宿してからは少なくなったが小中高あたりは結構呼ばれていた気がする。

 

だが、ここ2年弱ほど、急にまた4の需要が高まり、2に追いつけ追い越せの勢いだ。

その理由とは、我が家にねこがやってきたから。

2014年のクリスマスを過ぎてから我が家にやってきた真っ白な子猫、ビアンカ

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毛が細く密集し撫で心地の良い白い毛皮、大きく血管がピンクに透けた耳、くりくりとしてビー玉のようなアイスブルーの瞳を持つ彼女は、

公園で震えていたところを野良猫として保護され、ご飯をもりもり食べよく眠り、今じゃいっぱしの美猫として幅を利かせている。

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ねこを飼うに至ったのはもともと結婚前に飼育経験のあるねこ好きの母の強い要望であり、

祖父と父はどちらかと言えば動物を飼うことそのものに対して拒否感が強かった。

昭和一桁世代の祖父が『ねこだって畜生だから』といった言葉を私は一生忘れることがないだろう。

本人に悪気は全くなかろうとも。

しかし、外には一歩も出さずに育てているので、必然的に家族と共有する時間が増えた彼女は、

男性陣2人のハートもがっちりつかみ、いつしかペットという扱いでなく、家族の一員として存在感を放つようになった。

それに比例して、私がお姉ちゃんと呼ばれる頻度が高まってきたのに近ごろ気づいた。

ねこではあるが、末の妹ができたのである。

もう両親が人間の子供を産むことはないと思われるが、いくつになってもこのようにして家族構成は変わることがあるんだな、と実感している。