ごった煮イマジネーション

140字じゃ足りないあれこれ。

2021年買ってよかった漫画

みなさま、あけましておめでとうございます。

本来なら年末に書いておくべき記事なのですが、

晦日は注文していたおせちを取りに行ったあと寝落ちしていたので、

何となく早く起きた元旦の今書いております。

 

2021年に買った電子書籍は、199冊、総計113,700円でした。

私のお小遣いは月3万円なので、30%弱を電子書籍に費やしていることになりますね。

コロナ禍で呑み会に行けない反動で、結構買っていたと思います。

そのほとんどが小説や実用書ではなく、漫画なので、

そのうち買ってよかったな〜と実感しているものをつらつらと挙げていきます。

 

 

【一般漫画編】

・ベルリンうわの空

海外旅行、特にヨーロッパにはあと数年は行けないだろうという状況で、

自分の外国に行きたい欲的なものを満たしてくれた作品。

シリーズ3作ありますが、一貫して、ベルリンで暮らす作者の日常が描かれたエッセイ漫画です。

絵柄が独特ですがとても可愛くて、デフォルメされたキャラや異形頭が好きな層には刺さりそう。

多様性を大事にすることが叫ばれる昨今ですが、

本当に多様性がある社会ってどういう状態なんだろう?という問いを

読んでいる中で解決してくれたような気がします。

 

 

・宙に参る

周りのSF好きがこぞってすごい良いと騒いでいたので、買ってみました。

作中設定は近未来で、凄腕プログラミング能力を持つ主人公が、息子(ロボット)と一緒に、亡くなった夫の遺骨を義母に届けるために宇宙船の旅に出るというストーリー。

SFやガジェット好き、あとははてなに多いIT系技術職の人にもおすすめです。

宇宙船とはいえ旅程は長く、その中での出来事や人との出会いがオムニバス的な形で描かれています。

息子の宙二郎くんのCVは私の中ではタチコマと同じ。

ロボットやアンドロイドが普通にある世界観が絵柄とマッチしていてとても読みやすい。

続刊が出るのがすごく楽しみな作品のひとつです。

 

・スキップとローファー

ガリ勉マジメ女子が田舎の中学校から、東京の高校に進学して、

東大首席入学からエリート官僚を目指す!つもりだったのが、

肝心の入学式に遅刻しかけていたときに出会った同じ高校の志摩くんと、

ときめきや切なさにまみれたスクールライフを送ることになる漫画。

主人公のみつみはスれていなくて、東京での生活に憧れたっぷりで、

でもおしゃれとかお化粧はまだよくわからない……そんな等身大の女の子なのですが、

真っ直ぐで頑張り屋で、時々空回りするけど、周りを巻き込んでいく力があり、

めちゃめちゃ魅力的なキャラ設定になっているなと思います。

志摩くんはイケメンなんだけど、どこか他人に対して一線引いていて、少し影があるところも素敵。

2人だけでなく周りのキャラクターも『高校の時こんな子いたなぁ』みたいなディティールが詰まっていて、読んでて懐かしさと少しの恥ずかしさに襲われます。

アニメ化も決まったようでますます人気が出そう。

恋愛モノですが、老若男女問わずおすすめできます!

 

・Artiste(アルティスト)

友人のおすすめで買いました。

フランスを舞台に、おどおどしているけど絶対的な嗅覚を持つシェフ・ジルベールが、厨房で色々な人と関わりながら成長していくお話。

レストランだけでなく、彼の住むアパートも舞台の1つで、そこの様々な住人もとても個性的。

あくまで主人公はジルベールなんだけど、群像劇的な側面もあります。

人間同士のすれ違い、勘違いってどうしても生じてしまうけれど、乗り越えられたら、なんてことなかったってことあるよなぁ、って実感させてくれます。

 

・ゆびさきと恋々

信頼している京大の漫画読みサークル『漫トロピー』のブログ↓で紹介されていて買いました。

mantropy.hatenablog.com

詳しい説明は上記記事にあります。

久しぶりにこんな少女漫画少女漫画した漫画を買いました。

逸臣くんはわかりやすくかっこいいんだけど、すごくヒロインの雪のことを大事に思っているのが伝わってきて、心がギュッとなります。

早々に付き合うことになった2人ですが、この後波乱とかあるのかな……あんまり無いといいな……と思いながら次巻を楽しみにしています。

 

・おかえりアリス

漫勉neoの押見修造先生回を見て買いました。

男性の『男性』たる所以や、思春期のグラグラしている感情を描写する手腕がすごすぎる……。

そして押見先生のあまりにも自己をさらけ出しすぎて心配になるあとがきも必読です。

女装男子に翻弄されたい人はぜひ読んでほしいし、ダメージを負ってほしい。

【BL漫画編】

・不死身の命日

スパダリ要素満々な受けがある日破天荒?変人な攻めに出会って恋に落ちてしまう突飛なBL漫画。

虫歯先生は絵がとてもお上手なのですが、それでいてハイテンションなギャグを繰り出してくる。

唯一無二っぽい作風でとても良いです。

ライトな感じなので普段BLを読まない人でも、面白く読めるような気がしますね。

[rakuten:rakutenkobo-ebooks:19063797:detail]

 

・悪癖

友人のおすすめで。

騙し合い、駆け引き、ちょっとした暴力描写が好きな人にはたまらない作品。

どこまでも本心が読めない2人なのですが、読んでいくうちにのめり込む感覚に襲われます。

[rakuten:book:20204243:detail]

 

・スイッチ・ファンシー・ボーイ

日野雄飛先生の作品なので作家買いです。

女装とリバ要素があるので、読む人は選ぶかもしれないですが、

男の娘じゃなくて、ちゃんとオフのときの男の子描写も描いてほしい人にはとてもおすすめ。

[rakuten:book:20376125:detail]

 

・スイートハート・トリガー

シリーズが完結しました。

アメリカのスクールカースト上位の攻めと底辺のギークな受けのお話。

受けのこじらせ具合が大変たまらない。

精子提供の話などもあり、BLにしてはすごくリアルな問題に切り込んでいる印象。

[rakuten:rakutenkobo-ebooks:15944236:detail]