ごった煮イマジネーション

140字じゃ足りないあれこれ。

2016年5月2日(月)の日記

東京に行った。
行きのLCCで隣に座っていた男性のお弁当にお箸が付いていなかったらしく、
離陸前のシートベルトチェックの際にCAさんにお箸をもらえないかとお願いしていた。
離陸してシートベルトサインが消えてからの飲み物カートの中にならお箸が常備されているのかもしれないが、
急いで機内前方のウェイティングスペース(?)へ向かい、すぐに引き返してきたCAさんは男性にお箸を手渡しながら、
「あいにくご用意がございませんでしたので、私物ですがどうぞお使いくださいませ」と言ったのであった。
おそらくローソンでもらったであろう割り箸を男性に譲ったCAさんに、少しびっくりしてしまったが、臨機応変な対応か。
そして離陸直後に眠りに落ちた男性は、終ぞお弁当を食べることがないまま、羽田空港へと降り立った。

今回の東京滞在時間は極めて短く、12時過ぎに羽田空港へと着いた後、21時には同空港より関空へととんぼ返りで、
しかもその間に2時間ほどの所用をすませるという、タイトというほどではないがルーズとはいえないスケジュールだった。
無理を言って遅い昼ご飯を一緒に食べてもらった友人の矢野氏に、深く感謝する。
久しぶりに会ったのにお酒を呑めないシチュエーションだったので、次は絶対呑むぞと、心に誓いつつ。
他の東京在住の友人達にも会いたかったのだが、これもまた次の機会だ。

完全に遊びに来たのなら、いちAgentとして、ポータルで満ち溢れているという東京都心で思う存分Ingressと洒落込みたかった。
今回は時間的にも精神的にも余裕が足りず、所用を済ませたあと、赤坂駅付近から半蔵門駅方面へ歩きつつHackしたぐらいで終わってしまい、心残りである。
ビルフェチとしてはおっきなビルがたくさんどかんどかんと立ち並んでいる23区東部は歩いているだけで眼福だ。
どのビルもセキュリティがしっかりしていて、泣く子も黙る東証1部上場企業の本社ビルは1階の自動ドア近くに警備員のおじさま方をどかんどかんと配置している。
私のような挙動不審な輩がスマフォ片手にうろうろしていると、冷たい一瞥を投げかけてくる。
駅付近のタリーズドトールをのぞけば一服するところもなかなかなく困るので、ぜひどのオフィスビルも1階ロビーにカフェスペースを設けてほしい。

世の中には高所恐怖症の人が一定数居るというのが、25年強生きていると実感としてある。
そういう方々は、例えば高層オフィスビルの上層階に位置する企業や部署で働くことになった場合、どうしているのだろう。
しかも、そういう上層階のオフィスゾーンは、これでもかと外周部を全面ガラス貼りにしており、
ぴかぴかに清掃員の方が磨き上げてくだすったガラス越しに青空と夜景が楽しめる意匠になっている場合が多い。
できるだけ外を見ぬよう仕事をしているのか、気合いで克服されているのか……。