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ごった煮イマジネーション

140字じゃ足りないあれこれ。

ゆめにっき #02

 

 祖父に「今から新しい家を見に行ってくるわ」と告げ、私は颯爽と自転車に飛び乗った。

とっくに日は暮れていて、20時くらいだったのだろうか。

しかし寒さは感じなかった。

アパートの側面に駐輪場があり、停まっていたのは一台のみ。

かごがなく、後ろに荷台もない軽そうなやつだ。

ポーチから玄関部分へ入ると、既に集合ポストには私の名前が貼ってある。

「まだ入居していないのに、気が早いなぁ」

そう思いながら左へ曲がり、引っ越す予定の部屋へ。

何故か、鍵が開いていてドアも開かれていて、照明も全部ついている。

誰か居たら怖いので恐る恐る全ての部屋を見て回るが、別に良からぬ人が潜んでいるわけではなかった。

3~4部屋はあっただろうか、とてつもなく広く、絨毯や本棚など、基本的な家具は置いてあった。

隣の部屋でおねーさんたちが音楽をかけながらお酒の瓶片手に踊り狂っていて、一抹の不安を感じながら目覚めた。