学生時代所属していたサークルが学祭に声優さんを呼びトークショーをするというので、観に行ってきた。
OG特有のおせっかいを発動して集合写真の撮影をしようとカメラを持っていくことにしたのだが、
普段撮るものといえば自宅のねこ、外食したときの料理、呑み会の際の友人くらいなので、壇上の集合写真に適したレンズをあいにく所持していない。
私が使っているミラーレス一眼本体は下記機種。
オリンパスはもちろん、他のレンタル会社さんのサービスを検索してみるも、なかなかぽっとは出せないお値段でちょっと戸惑いつつ、
そういえばマイクロフォーサーズなのでパナソニックのレンズも使えるじゃないかと検索してみると夢のようなサービスを発見したのだった。
大阪はグランフロントにパナソニックのどでかいショウルームがあるのだけれど、
その1階部分LUMIXコーナーにてレンズのレンタルが可能。
時間や曜日的制限はあるが、大阪市内で定時が17:00の私はダッシュすれば何とか受付時間内に間に合ったのでセーフだった。
金曜日の17:45、LUMIXコーナに足を踏み入れ『レンズのレンタルをしたいのですが』と声をかけると、
いかにもカメラについてありとあらゆることをご存知であるかのような初老の店員さん数名が一斉にこちらを向いた。
皆さん目が光っていた。
使いたいシチュエーションを説明すると、もともと大体借りるならこれかな、と思っていたレンズをおすすめしてくださったので、迷うこと無く決定。
『講義室の壇の幅は何メートルですか』ということまで訊かれた(わからないと言ったけど)ので、恐らく相当細かい相談に普段乗っていらっしゃるのではないだろうか。
今回レンタルしたのはこのレンズで、買おうと思うと3〜4ヶ月は呑みに行くのを我慢しないといけないくらいのお値段。
それが2泊3日で、な、な、なんと税込1,890円でレンタルすることが出来たのだからお得感満載である。
レンタルの際も煩雑な手続きはなく、精密機器をレンタルするので故障した場合や紛失の際は実費で払う旨の誓約書にサインをするくらいだった。
しかも何故かクリーニング用のミニクロスをサービスでくれる太っ腹なパナソニックさん。
宅配のレンタルサービスは確かに楽かもしれないが、早めの予約が必要だったり、金額が高めだったりするので、
思い立った日にふらっと立ち寄って、相談に乗ってもらって安価で借りることが出来るというのはとてもよいと感じた。
返却の際も、故障がないかの確認とアンケート記入で3分ほどで終わったので、ストレスは全くなかった。
この立地だと例えばちょっとした国内旅行の出発前に借りて、帰りにそのまま返却ということが無理なく可能だし、
関西圏のマイクロフォーサーズ機ライトユーザーにとってはかなり便利なサービスではないだろうか。
声優さんとの集合写真はサークルのパソコンに残してきたので、OBにも現役の子にとってもいい思い出になれば幸いだな、と思っている。